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コラム

おうち周りの植栽2~主庭~

前回のコラムでは、外構の機能部分(駐車場や門廻り)の植栽についてご説明しました。今回のコラムではよりプライベートな部分での植栽の役割についてお伝えします。

<主庭の植栽>

最も自由度が高く、様々な役割があるのが主庭の植栽ですので、いくつかに分けてご説明します。

①目隠し

目隠しのための植栽といって最初に思いつくのは生垣でしょう。目隠しとともに境界を明示する役割もあります。生垣は無機質なブロック塀や金網とは違って、植物ならではの美しさで街と庭に彩りを与えてくれます。生垣には、常緑で刈り込みに強く、新しい芽が出やすい樹種が使われます。斑入りマサキやシルバープリペット、トキワマンサクなど、葉の色が軽やかなものが最近は人気があります。植え付けてすぐは目隠しには物足りない状態ですが、刈り込みをしながら育てることで2~3年ほどでしっかりとした生垣になっていきます。フェンスにつる性の植物を絡ませて生垣のようにも仕立てるともできます。

目隠しは隣家の窓や室外機など、ピンポイントで欲しい場合もあります。いかにもという感じが無く自然に目隠しができるため、このような場合は植栽が特に有効です。例えばお向かいの二階の窓がリビングから見えて気になる・・・という場合、そんな高いフェンスを設置するわけにはいきません。このような場合は、こちらの建物に寄せて枝を広げるような植木を植えることで、高い位置にある気になるものを隠すことができます。このような場合は落葉樹がおすすめです。常緑樹では日差しが欲しい冬に影をつくってしまうからです。

②パッシブデザイン

自然の性質を活かして心地よい空間をつくることをパッシブデザインといいます。植物が行っている「蒸散」や枝葉でつくられる木陰による作用で得られる涼しさ、グランドカバーによる照り返し防止など、パッシブデザインを意識した植栽で住環境をより良いものに変えていけます。

庭のパッシブデザイン

③鑑賞する植栽

室内から一番よく見える場所につくる見栄え重視の植栽です。例えばリビングのソファから見える場所、ダイニングテーブルから見える場所、ワークスペースから見える場所、等が想定できます。これは南側の庭だけではなく、北側につくられた中庭・坪庭ということもあるでしょう。鑑賞を主とするスペースには、何らかのフォーカルポイントを設えるのもおすすめです。デザイン性の高い照明・立水栓や、蹲(つくばい)、景石、灯篭など。気に入った置物なども良いですね。植える植物は好みで選んで問題ありませんが、環境に合うものを選ぶようにしましょう。よく日が当たる南側であれば日差しに強いヤマボウシやサルスベリ、シマトネリコなど、日があまり当たらない北側や中庭の場合、日照が少なくても生育できるモミジ・カエデ類やヒメシャラなどがおすすめです。

和テイストで彩った雑木の庭

コラム2回にわたり、家周りの植栽についてご説明しました。全ての部分に完璧な植栽を!と思う必要はなく、どの場所に植栽があったら嬉しいか、管理しやすいか、と考えて取り入れていただけたらと思います。ウエシンでは「新しいグリーンライフの提案によって住む人・使う人・見る人・通る人に安らぎを与える」という理念のもと、日々仕事をしております。お客様と共に作る街の中の小さな緑が、お客様はもちろん、ご近所での安らぎとなり、良好な住環境をつくる手助けとなればと願っています。

ご興味のある方は是非お問い合わせください。

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