緑が楽しめる素敵なお庭が欲しい、と思っても、メンテナンスが気になりますよね。お庭は放っておくと、やはり少しずつ荒れてしまいます。きちんとメンテナンスをしなくてはいけないのはわかっていても、忙しいとついつい後回しになってしまうのがお庭の管理。なるべくメンテナンスの手間が少なくなるように、庭造りの段階から計画することが大切です。だからといって、庭一面コンクリートも味気ないものです。このコラムではローメンテナンスかつ、素敵なお庭の作り方のアイデアをご紹介します。
＜大きくなりすぎない樹木を選ぶ＞
樹木は剪定の必要があるので、メンテナンスをしなくてはいけませんが、メンテナンスをしたくないからと樹木が一本も無いお庭は少し物足りないですよね。樹木は種類によって、大きく成長するものしないもの、成長のスピードが早いもの遅いものがあります。お庭の広さに合わせて、どのように成長する樹木かを考えながら、樹種を選びましょう。常緑樹のソヨゴやハイノキは成長が遅いため、メンテナンスがしやすいです。落葉樹のハナミズキは大きくなりすぎず、管理しやすい樹木です。シンボルツリーに高木ではなく、大きくなりすぎない中高木や低木を選ぶのもよいでしょう。
＜ローメンテナンスなら芝生は選ばない＞
グランドカバーとして人気の芝生ですが、春から夏の間は芝刈りをしないと伸び放題になってしまいます。ローメンテナンスのお庭にしたいならば、芝生は選ばない方が良いでしょう。とはいえ、土を剥き出しにしておくわけにもいきません。天然芝の代わりに人工芝を採用するのも良いでしょう。
＜雑草が生えるスペースを減らす＞
土が剥き出しの部分は、どうしても雑草が生えてきてしまいます。夏の草抜きは億劫な作業ですので、なるべく土のスペースを減らすようにしましょう。とはいえ、全面砂利敷きやコンクリートにしてしまうのは味気ないものです。ウッドデッキやテラス、砂利敷き、舗装を組み合わせ、ポイントで植栽スペースを作るようにすると、雑草対策をしながらデザイン性のあるお庭にすることができます。
＜砂利やごろた石を取り入れる＞
植栽スペースは、どうしても土が露出してしまう場所です。この部分の雑草も放っておくことはできません。砂利やごろた石を使って、景色をつくりながら土を隠すようにすると、雑草が生えづらくなります。植栽と組み合わせて計画することで、雑草対策をしながら素敵なお庭をつくれますよ。
＜ほうきで掃きやすい地面にする＞
お庭は落ち葉や飛んできたゴミを掃除するため、掃き掃除をしなくてはなりません。砂利敷きや人工芝は、雑草対策としては有効ですが、ほうきで掃きにくいため掃除がしにくいという難点があります。キレイを保っておきたいメインのアプローチ周りは、さっと掃除がしやすいコンクリートや石貼り、タイル貼りをおすすめします。
＜自動潅水システムを活用する＞
しっかりと根付いた庭植えの植物も、土が乾燥しやすい夏の間は水やりが必要になります。自動潅水システムを導入することで、水やりの手間を省くことができます。長期不在時にも役立つので、お忙しい方だけでなく、旅行の際にも活躍します。通年設置するならばドリップ式、たまに使用したいならばホースに接続できるスプリンクラーがおすすめです。水やりについてはこちらのコラムもご参考になさってください。
ちょっと荒れてしまっても、お庭の掃除は後回しになってしまいがちですよね。なるべく簡単にきれいな状態が保てるようなお庭を設計当初から考えておけば、少しの時間でメンテナンスをすることができます。
ウエシンではローメンテナンスなお庭の設計事例が多くございます。ご興味のある方はお気軽にお問合せください。
