植物を楽しみたいけど、スペースが無いし、お手入れも自信が無い・・・。そんな方には寄せ植えがおすすめです。季節の草花を楽しむ寄せ植えは、シーズンごとに植え替えるため、手が付けられないほど大きくなってしまうことはありません。玄関前等のちょっとしたスペースでも楽しめ、フラワーアレンジメントのように様々なデザインが楽しめます。今回のコラムでは寄せ植えの楽しみ方をご紹介します。

<寄せ植えの楽しみ方>
季節の花を楽しむ寄せ植えは、最低年に2回の植え替えをおすすめします。梅雨前の5~6月頃に夏のお花へ植え替え、寒さが本格化する11月頃に冬のお花に植え替えるというペースです。このタイミング以外にも、10~12月頃まで秋らしい寄せ植えを作ったり、夏の間に伸びすぎてしまったら、一度リセットして植え替えたり、ということもできます。
寄せ植えの良いところは、その時の気分で色をコーディネートしてみたり、主役の花を決めたりできることです。花壇のように広い場所ではなく、小さな鉢の中だからこそ、フラワーアレンジメントのようにデザインを楽しめます。植え替えることが前提の寄せ植えは、数か月楽しめればオッケーです。耐寒性や耐暑性は無いけれど、とっても見た目が好み!というお花もチャレンジしやすいですね。

<鉢の選び方>
まずは寄せ植えをどこに置くかを決めましょう。その場所にはどれぐらいの大きさの鉢が置けそうでしょうか?高さはどのくらいあると良いでしょうか?3ポットほど入れたらいっぱいになるような鉢は気軽に挑戦しやすいですね。自分が十分管理できそうだと思う大きさから始めましょう。鉢は通気性の良い素焼きのものがおすすめです。

<一年草でつくる夏の寄せ植え>
寄せ植えでは華やかな花を楽しみたいものです。これからの季節には、暑い夏の間も咲き続けるペチュニアや、トレニア、インパチェンス等がおすすめです。背が高くなるルドベキア等も重宝します。夏の寄せ植えにはぜひカラーリーフを取り入れましょう。葉を楽しむカラーリーフは花ガラを摘む必要も無く、お手入れが楽です。様々な色が見つかるコリウスは、夏の寄せ植えに欠かせない存在です。

<低木を使った寄せ植え>
大きい鉢では毎回全ての植物を植え替えるのは大変です。低木を植え、低木以外を植え替えるようにすると、管理が楽になるはずです。植え替えの際に、低木も剪定して大きさを調整すると良いでしょう。年に一度は低木も抜き、根を整理してから植えなおすようにします。ローズマリーやラベンダーは大きさを調整しやすく、花との相性も良いのでおすすめです。

<土は入れ替えた方が良いの?>
できる限り、植え替えの度に土は入れ替えた方が良いでしょう。ですが、毎回捨ててしまうのももったいないですよね。実際は1~2回程度は繰り返し使っても問題ありません。しかし、繰り返し使う中で、土を介して新しい植物に病害虫が移ってしまうことがあります。また、土の物理性が損なわれ、通気性や保水性、排水性が悪くなることもあります。繰り返し使うのは1~2回程度に留め、土を交換するようにしましょう。土は園芸店やホームセンターにて販売されている培養土で問題ありません。

<寄せ植えの管理>
基本的に寄せ植えは、毎日水やりをするようにしましょう。時期によっては土が乾きにくい時もあります。土の様子を見て、ほとんど乾いていないようであれば必要ありません。水をあげる時は、鉢底から水が流れ出るぐらいたっぷりと与えるのがポイントです。
花が咲き終わった花ガラを摘み取り、伸びすぎたものはカットしましょう。パット見て見苦しい部分があれば手を入れるようにすれば問題ありません。
お庭が無くても、マンションでも楽しめる寄せ植えは、誰でも気軽にチャレンジできます。お花好きな方、でもお手入れに自信の無い方、ぜひ挑戦してみてください!
ウエシンでは寄せ植えの植替え等も承っております。お気軽にお問合せください。










