前回のコラムではグレーカラーのエクステリアにおすすめの素材をご紹介しました。今回は、グレーと同じく外壁・外構で人気のカラー・ベージュをテーマにおすすめの素材をご紹介します。優しい印象を与えるベージュは無難な印象になりがちですが、素材の組み合わせ方で洗練された雰囲気を作れます。ウエシンの施工事例と合わせて、ぜひご参考になさってください。
＜ベージュカラーの外構におすすめの素材①木材＞
ベージュと木材の組み合わせは、ナチュラルな雰囲気に仕上がります。天然木はソフトウッド（針葉樹の材木）とハードウッド（広葉樹の内、特に材が硬いウリン等）の二つに分けられます。ソフトウッドは加工がしやすく価格も安い反面、塗装によるメンテナンスが必要かつ10年前後の耐用年数となります。ハードウッドは加工が難しく価格も高いですが、基本的にメンテナンスはいらず、数十年の耐久性を持ちます。天然木以外にも、フェンスや門扉に使用できる木調シートでラッピングしたアルミ材もあります。天然木のメンテナンスが心配な方は、木調アルミ材がおすすめです。
こちらの施工事例では、メンテナンスの手間がかからない木目調のアルミラッピング材を使用しています。ナチュラルな雰囲気ながら、洗練された上品なエクステリアに仕上がりました。
＜ベージュカラーの外構におすすめの素材②レンガ＞
柔らかな質感を持つレンガは暖かいベージュカラーのエクステリアにぴったりです。レンガは様々な色・種類がありますが、ベージュ系の外壁にはベージュ～茶・赤系の色みを選びましょう。ベージュには青みがかった色が合いません。グレーや青みのある白は避けましょう。
こちらの施工事例はアンティークレンガを使用した味わいのあるアプローチが主役です。ベージュの優しい雰囲気が活かされた、かわいらしいエクステリアにまとまりました。
＜ベージュカラーの外構におすすめの素材③タイル＞
タイルはたくさんの種類からお好みのものを探していただけます。外壁や理想の雰囲気に合わせて、一緒に考えていきましょう。
こちらの施工事例では、施主様が選ばれたベージュとグレーの間・グレージュのタイルをメインにエクステリアを設計しました。グレージュは万能なカラーで、グレー系ともベージュ系ともよく合い、両者をきれいにまとめてくれます。ベージュ系エクステリアの中では浮いてしまうこともある駐車場のコンクリートも、グレージュのタイルのおかげで上品にまとまりました。
＜ベージュカラーの外構におすすめの素材④石材＞
屋外で使用できる石材は様々な種類がありますが、ベージュカラーのエクステリアではレンガ同様ベージュ～茶系のものを選ぶとよくまとまります。
こちらの施工事例では、石貼りの門塀が主役です。天然石ならではの色ムラがありますが、落ち着いたカラーを使用しているため、派手になりすぎずエレガントなエクステリアに仕上がりました。
＜ベージュカラーの外構におすすめの素材⑤吹付け・塗り壁＞
吹付けとは、機械を使って塗料を外壁へ霧状にして吹き付ける仕上げを言います。塗り壁とは、コテを使用して、左官材を塗り付けていく仕上げを言います。どちらも吹付け、左官でしか表現できない風合いがあり、表面の凹凸が柔らかな印象を与えます。
こちらの施工事例では、建物の外壁に合わせて塀を吹付けで仕上げています。吹付けならではの温かな質感で、優しい雰囲気を作っています。高さのある塀ですが、優しいベージュカラーで圧迫感を感じさせません。
特殊発泡素材を使用したグランドアートウォールでも、吹付けや塗り壁の仕上げが可能です。しっかりとした高さの塀でも控え壁のいらないグランドアートウォールは、クローズ外構におすすめです。
柔らかなベージュは温かな家庭を連想させ、おうちの外壁・外構にぴったりの色です。デザインや素材次第で、カジュアルな雰囲気から上品な雰囲気まで作れます。淡い色だけだとぼやけた印象になってしまうので、濃い色も取り入れると、全体が引き締まりアクセントになりますよ。
ウエシンではベージュカラーの施工事例が多くございます。ご興味のある方はぜひお気軽にお問合せください。
