夏休みは海やプールが楽しめるリゾートに行く！という方もいらっしゃるかと思います。南国ムードを味わえるリゾートのような空間を、自宅でも味わえたら素敵ですよね。ウエシンでもリゾートスタイルのお庭をご要望されるお客さまが多くいらっしゃいます。今回のコラムではリゾートスタイルのお庭・エクステリアを造るためのポイントをご紹介します。
＜リゾートスタイルのお庭とは＞
リゾートっぽいお庭にしたい！とだけ外構業者に要望を伝えると、イメージしていたリゾートスタイルと違う・・・？ということが起きかねません。理想としているリゾートはアジアンリゾートでしょうか？ハワイアンリゾートでしょうか？洗練された地中海リゾートでしょうか？一度旅行に行って大好きになった場所だったり、写真で見て一目ぼれした街だったり、具体的な場所があるはずです。一歩踏み込んで具体的な表現をすると、設計者としっかりイメージを共有しやすくなります。写真や本などがあれば、相談の際にぜひお持ちください。
＜リゾートスタイルのお庭～植物の選び方～＞
リゾートスタイルのお庭を造る際、一番難しいのが植物の選び方です。暖かい国で育つ植物は、日本の寒さに耐えられず枯れてしまうものもあります。そのため、寒さに強いかどうかをしっかりと確認して植物を選びましょう。
ハワイアンリゾートのようなビーチリゾートを演出しやすいのがヤシです。ヤシは暖かい地域に自生する植物なので、寒い冬は苦手です。日本では観葉植物として扱われることが多いですが、中には耐寒性のあるヤシもあり、関東以西では野外での越冬も可能です。耐寒性のあるヤシの代表がココスヤシです。シルバーリーフが美しく、シンボルツリーに最適です。フェニックスヤシも耐寒性があり、お庭に取り入れやすいヤシです。昔からお庭に使われているソテツもおすすめです。
見慣れた植物でも、リゾートの雰囲気を出してくれる植物はあります。葉が大きなものは南国の雰囲気があり、リゾートスタイルのお庭にぴったりです。葉の大きなヤツデやアオキ、下草ではカンナやニューサイラン、コルジリネ、シダ植物等が育てやすくおすすめです。高木では鮮やかな花が咲くキョウチクトウやサルスベリ、フェイジョア、ブラシノキ等が耐寒性も強くシンボルツリーとして使えます。
＜リゾートスタイルのお庭～素材の選び方～＞
リゾートスタイルのお庭では、柔らかな色合いのものよりも、はっきりとした色を選ぶとより雰囲気が良くなります。白いタイルや左官壁を基調として、自然石や木材を合わせると良いでしょう。石は島国でよく産出される石灰岩や溶岩石がよく合います。レンガを使う場合は、赤みがかったものや、ベージュのものはヨーロピアンスタイルになってしまいます。グレーや黒、白、オレンジを選ぶと良いでしょう。
木材を使う場合は、色味をダークブラウンで統一するとアジアンリゾートやハワイアンリゾートの雰囲気になります。
暖かな国では通風のため、穴のあいた資材を建築に取り入れています。各メーカーで扱っている穴あきブロックもリゾートスタイルの定番です。適度な目隠しと、明るさ、通風を兼ね備えた資材で、壁面に部分的に使うのがおすすめです。
＜リゾートスタイルのお庭～ガーデンファニチャーの選び方～＞
リラックスして過ごすリゾートには、ガーデンファニチャーは欠かせません。テーブルやチェアだけでなく、ゆらゆらと心地よいハンモックや、足を伸ばせるデイベッドも素敵です。
リゾートスタイルを演出するスパイスとして、ビビッドカラーを取り入れるのもおすすめです。ファニチャーやファブリックは後から交換できるので、派手すぎるかな？と思うものでもチャレンジしやすい部分です。また、室内では合わせにくいようなオブジェも、お庭では違和感なく使っていただけることも多いです。持て余しているお土産のオブジェ等がある場合、お庭で大活躍するかもしれませんよ。
＜リゾートスタイルのお庭～照明の選び方～＞
リゾートスタイルのお庭では、照明計画を忘れずに行っていただきたいです。素敵なライティングは非日常を作り出す効果が抜群です。
取り入れやすいテクニックが、植栽と組み合わせる照明です。シンボルツリーを下から照らしたり、壁面に影を投影したりすることで、ダイナミックな夜景となります。
水と組み合わせるライティングは、ラグジュアリーな夜景を生み出します。キラキラと不規則に揺れる光は幻想的で、特別な時間を感じさせてくれます。噴水や池の管理や施工は、通常の外構とは違う手間がかかりますが、リゾートスタイルのお庭をさらに洗練された特別なものにしてくれます。
忙しい日々の中でも、大好きなリゾートを感じられるお庭でリラックスして過ごせたら最高ですよね。植物の冬越しの心配はありますが、工夫をすればリゾートテイストのお庭は実現できます。ウエシンではリゾートテイストのお庭・エクステリアの施工実績がございます。ご興味のある方はお気軽にお問合せください。
