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コラム

土地に合わせた外構設計のポイント

外構は土地の条件と大きく関係しています。土地の東西南北どこが道と接しているか、近隣の建物と土地の関係はどうなっているか、周囲の状況を確認しながら設計をしていきます。分譲地のような平坦で整形の土地ばかりではなく、高低差があったり、変形であったり、日当たりが悪かったり、土地によって条件は違います。そんな土地のデメリットにも思える部分が、設計の工夫で魅力的な外構になることもあります。いくつかの土地の条件を例に、外構を考える上でのポイントをご説明します。

耐火レンガを使った石畳風アプローチ_株式会社ウエシン【神戸のエクステリア・外構】

<旗竿地>

道路に接している部分の幅が狭く、その奥に広いスペースがある土地を旗竿地と言います。竿についた旗のような形をしていることから、このように呼ばれています。道路から奥まった場所にあるため、静かでプライバシーが守られやすいというメリットがあります。反面、周囲が建物に囲まれているため、日当たりが悪い、複数台駐車すると車の出し入れがしづらいといったデメリットもあります。

旗竿地の竿の部分は、通常駐車場兼アプローチとして利用します。細長いスペースとなるため、単調になりがちな部分です。駐車の邪魔にならない場所に植栽やアクセントとなるポール、照明などを検討してみましょう。コンクリートだけでなく、石材やレンガ等を使用して素材を変える工夫も有効です。旗の部分への入り口として、境界となるような門扉や門柱があっても良いですね。

家の周りは建物に囲まれているため、庭の日当たりがあまり良くない場合が多いでしょう。そのため、旗竿地には日当たりの悪い場所でも育つ植物を使ったシェードガーデンをおすすめします。しっとりとした美しさで、日当たりの良いお庭とは違った魅力があります。

<北接道の土地>

日当たりの良い南接道に比べ、北接道はやや価格も下がることが多いです。北接道では駐車場や玄関アプローチが北側、リビングや庭が南側となる北接道は、庭が道路に接していないため、道路からの視線を気にしなくて良いというのが大きなメリットです。そのためオープン外構にする場合は北接道の方が向いています。

南側に建物が建っている場合、一年・一日の中で日当たりがどのように変わっていくのかをよく考えてお庭の設計をしましょう。ほとんどの場合、自分の建物に近い場所が、一年を通して最も日当たりの良い場所だと思います。家庭菜園や日当たりを好む植物を植えるのは、日当たりの良い場所を選びましょう。

<角地>

日当たりを確保しやすく、一般的に良い条件だと言われる角地ですが、外に面している部分が多い分、外構費用がかさむというデメリットがあります。二面接道のメリットを最大限に活かすため、駐車場、玄関アプローチ、庭の配置を間取りとともにしっかりと考えるようにしましょう。角地の外構では、この3つの配置の仕方が重要です。間取りを考えながら、ざっくりと外構の形も考えながら進めることをおすすめします。

曲線の階段 アプローチ

<高低差のある土地>

道路から高低差のある土地は、毎日の階段の上り下りや、外構費用が高くなりやすいというデメリットがありますが、道路から離れているため眺望が良く、プライバシーが守られやすい・日当たりを確保しやすいというメリットがあります。

必然的に考えなくてはいけないのが、どのような階段にするか、ということです。階段の設計次第で魅力的なアプローチが作れるのが高低差のある土地の大きな魅力です。タイルのすっきりとした階段や、自然石を使ったナチュラルな階段や、工夫次第で様々な演出が可能です。

お庭が道路より高い場合、目隠しが低くても十分というメリットがあります。必要以上に高いフェンスは外構費用が高くなる原因です。道路からの見え方を考えながら、設計者とよく確認しながら決めましょう。

<変形の土地>

建物の建て方にも工夫が必要な変形地です。変形地では真っすぐな線だけでなく、アールや斜めのラインを取り入れながら、土地を有効に使う設計を考えましょう。変形地ではウッドデッキを斜めにするだけで、使えるスペースがぐっと増えるということもあります。家の中からお庭がどう見えるか、視線を考えながら設計することで、よりお庭を広く見せることもできます。

 

家づくりの始まりは土地探しから始まります。理想通りの土地でなくても、様々な工夫で魅力的な家づくりは可能です。土地探しや外構を考える上でご参考になれば幸いです。

 

ウエシンでは多種多様な外構実績がございます。現場経験豊富な設計士がその土地に合わせて最適な外構をご提案いたします。新築の設計段階でのご相談も可能です。お気軽にご連絡ください。

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