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コラム

秋を楽しむオーナメンタルグラス

9月に入ると、日に日に秋が深   まっていくのを感じますね。ふとススキが風に揺れているのが目に入ると、秋の訪れを実感します。近年ススキなどのイネ科の植物がオーナメンタルグラスと呼ばれ、注目を集めています。直訳するとオーナメンタル(装飾的な)グラス(草)という意味。グラス(grass)はイネ科の植物を指しますが、広く「草」という意味でもあります。オーナメンタルグラスは鮮やかな花は咲きませんが、春の芽吹きから、秋の穂、冬の枯れ姿まで、植物本来が持つ美しさを見せてくれます。手入れが行き届いたお庭というよりも、自然らしい景色を楽しめるのがオーナメンタルグラスです。

日本にはもともと多くのイネ科植物が自生しています。そのほとんどは雑草として扱われており、あまりありがたがられることはありません。例えば道端でよく見かけるネコジャラシもイネ科の植物の一つです。特にお世話をしなくても、勝手に生えて、勝手に増える。つまりそれだけ丈夫ということです。オーナメンタルグラスは丈夫でお手入れが楽なことも大きな魅力です。

葉に白い縞状の斑が入ったシマススキは初心者におすすめのグラスです。日本に自生する植物なので、育てやすく管理が楽です。やや赤みがかった秋の穂が魅力的なのはもちろんですが、春~夏の葉だけの状態でも、白い斑が涼しげで鑑賞価値が高いです。大型のグラスなのである程度スペースが必要ですが、株がまとまりやすく、形が乱れにくいので雑然とした雰囲気にはなりません。一株だけでもお庭の雰囲気をガラッと変えてくれるので、初めてオーナメンタルグラスをお庭に取り入れる方におすすめです。

土手など様々な場所に生えるチカラシバの仲間も、ペニセタムと呼ばれてオーナメンタルグラスとして活躍しています。熱帯原産のペニセタムは戸外で越冬できませんが、ペニセタム・ギンギツネは暑さ・寒さに強く、一年中戸外で管理ができます。その名のとおり、キツネのしっぽのようにフワフワとした穂は夏から秋まで長期間楽しめるのも嬉しいポイント。色々な植物と組み合わせやすく、他の植物を優しい表情に変えてくれます。寄せ植えにしても使いやすいです。

赤みがかった煙のような穂が美しいムーレンベルギア。秋にはモネの絵画のような風景を見せてくれます。葉は常緑で、穂の無い時期でもカラーリーフとして活躍する近年注目の植物です。繊細な印象とは裏腹に、丈夫で育てやすく戸外で越冬可能です。数株まとめて植えると、穂の質感がより際立ち、独特の存在感をあらわします。

グラス類はナチュラルな景色を作る反面、荒れてしまうと「雑草」っぽさが出てしまいます。大きくなったら適宜株分けをしたり、枯れた葉を取り除いたり、ボサボサにならないようにお手入れをしましょう。常緑のものでも、春~梅雨ごろに一度ばっさりと刈ると、葉が更新されてまとまりやすくなります。

宿根草やバラなど、どんな植物とも相性が良く、一株からでも取り入れやすいです。この秋は素敵なオーナメンタルグラスをぜひ育ててみてください。

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