一年で最も暑い8月。照り付ける日差しの下では立っているだけでもクラクラしてしまうほどで、お庭に出るのも億劫になりがちです。外で浴びる日差しだけでなく、室内に入り込む夏の日光も室温をぐんぐん上昇させ、部屋の中がまるで温室のようになってしまうほど。日差しを遮ることが、夏の快適な空間づくりには不可欠です。お庭で日除けを上手に使って、快適に夏を乗り切りましょう!
庭に向けて大きな開口の窓があるお宅は多いかと思います。こうした窓は南向きであることが多く、室内に明るさを取り込むための大切な窓ですが、真夏は室温上昇の原因となってしまいます。この窓の近くに落葉樹を植えることで、木陰を作り出し室内に入る日差しを減らすことができます。大事なポイントは常緑樹でなく落葉樹を植えること。落葉樹は秋~冬に葉を落とすので、寒い季節には室内に日差しを取り込むことができるのです。
落葉樹は葉が薄く、夏になると葉焼けを起こしてしまうものも少なくありません。葉焼けを起こしやすいものは、南向きの庭に日よけとなるように植えるのにはふさわしくありません。日差しに強いおすすめの落葉樹はヤマボウシです。軽やかな葉を持つヤマボウシですが、夏の西日にも耐えられるほど丈夫な性質を持っています。また、ヤマボウシは枝を大きく広げた樹形となるので、広い範囲に日陰を作ってくれます。
広範囲にしっかりと日影が欲しい場合はシェードがおすすめです。建物やフェンス、専用の柱に金具を取り付けて、そこにシェードをひっかけて取り外しを行います。子供のプールのように長時間屋外にいるときはもちろん、窓の近くに取り付ければ室内への日差し対策にも使えます。UVカット効果が高いものを選べば、紫外線対策もばっちり。強風の時は取り外す必要がありますが、つけっぱなしにしていても大丈夫です。パーゴラと合わせて取り付けることもできるので、ウッドデッキやテラスと一緒にプランすると、素敵なアウトドアリビングに仕上がります。
建物に干渉させないで使えるパラソルも便利なアイテムです。洗練されたデザインのパラソルはホテルのようなリゾート感が魅力。テーブルや椅子とセットで使えば、お庭での楽しみがより一層広がります。使用していない時でも、置いてあるだけで絵になるアイテムです。
外でも部屋の中でも、日差しを遮ると思った以上に気持ち良く過ごせます。日除けを上手に使って、夏のお庭を楽しみましょう!