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コラム

春の主役サクラ

 

花の少ない冬が終わり、ガーデニングシーズンの春がやってきました。たくさんの花の中でも、昔から人々を虜にしてきたサクラ。普段は植物に興味が無い人も、咲き誇るサクラにはつい足を止めてしまうでしょう。

天気予報でも伝えられる桜前線とは、ソメイヨシノという品種のサクラの開花状況を伝えるものです。ソメイヨシノは一本の原木の枝から増えていったものなので、全ての木は遺伝情報が同じクローンです。そのため、同じ環境下では一斉に開花するのです。

ソメイヨシノよりも一足早く咲くのは河津桜。2月中旬頃から咲き始める早咲き品種です。もともと本州に自生しない寒緋桜と大島桜が交配して出来た品種で、寒緋桜から引き継いだ鮮やかなピンク色が特徴。まだ寒い時期に満開になっている河津桜は、もうじき春が訪れることを教えてくれているようです。

さて、サクラが庭にあれば、家でお花見が出来るし最高じゃないか!と考えたくなるものですが、サクラを庭に植えているお宅というのはとても少ないものです。理由は大きく2つあります。

  • 大きくなるため管理が大変(根・枝ともに)。
  • 害虫が付きやすい。

十分な広さの庭があり、管理を適切に行えるのならば、サクラを庭に植えることも可能です。

普通の庭だけど、どうしてもサクラを植えたい!という方は、品種を選べばサクラのある庭も実現できるかもしれません。一番のおすすめは旭山。一才桜とも呼ばれていて、若い枝にもよく花が咲くので、盆栽に仕立てることも多いサクラです。矮性品種なので、成長してもソメイヨシノのように大木にはなりません。もちろん、旭山を盆栽や鉢植えとして楽しむのも、ご自宅で花見を楽しむ方法の一つです。盆栽は小さいながらも、庭植えとはまた違う風情のサクラが楽しめるのが魅力です。

また十月桜もコンパクトな樹形のサクラです。樹冠いっぱいに花を咲かせるソメイヨシノや河津桜と違い、ぽつぽつと儚げな花を咲かせるサクラで、侘びた風情が魅力です。春と秋の年二回花を咲かせます。決して豪華なサクラではありませんが、他のサクラとは違う美しさが楽しめます。

あとは桜並木が家から見えるような立地に家を建てられるならば、春には素晴らしい借景として、庭はもちろん、家の中からも見えるような設計をして生活に取り込むことができます。この方法ならば、土地の広さも管理の問題も解決!しかし、そんな都合の良い土地を見つけるのが大変なのですが・・・。そんな家に住めたら最高ですね。

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