玄関ポーチやアプローチ周りは家の顔とも言える場所です。家族が毎日使い、来客があれば最初に目にする部分です。そんな場所が汚いと、家全体が落ち着かない雰囲気に感じます。とはいえ、毎日キレイに掃除するのは大変なので、なるべく汚れが目立たないようにしたいですね。キレイな玄関ポーチ・アプローチを保ちやすいおすすめの素材をご紹介します。玄関ポーチとアプローチは連続した空間になるので、雰囲気を合わせて検討するのがおすすめです。同じ素材でも良いですし、違う素材の場合は、統一感のある素材や色で検討していきましょう。
＜アプローチ・玄関ポーチの汚れとは＞
毎日家族が通るアプローチ・玄関ポーチの汚れは、ほとんどが土や砂埃が原因です。アプローチや玄関ポーチに使われる素材は、濡れていても滑らないように表面がざらざらしているため、表面の細かな凹凸に土や砂が入り込んでしまいます。日々の暮らしの中で少しずつ汚れが堆積し、よく通る場所だけくすんだ印象になってしまいます。また、雨の後は特に靴裏が汚れやすいため、汚れを持ち込みやすくなってしまいます。
＜汚れが目立たない素材①テラコッタ調タイル＞
テラコッタとは、イタリア語で「焼いた土」という意味で、素焼きの焼き物を指します。テラコッタの色は土そのものの色であるため、玄関～アプローチ特有の土汚れが目立ちにくくなります。テラコッタ調のタイルは洋風のお宅と相性が良く、玄関周りが明るい印象になります。本物のテラコッタタイルは吸水しやすく、寒い地域ではタイル内部の水が凍結することで膨張し、タイルが割れてしまうことがあります。神戸近辺では凍害の可能性があるため、本物のテラコッタタイルを使うことは避けた方が良いでしょう。
（テラコッタ調タイルと茶色い石材を合わせたアプローチ～玄関ポーチ）
＜汚れが目立たない素材②グレーや茶色のタイル・石材＞
グレーや茶色も土の色に近く、汚れが目立ちにくくおすすめです。タイルだけでなく、石材でも素敵なものがたくさんあります。石材は天然のもの特有の自然な色むらがあり、より汚れを目立たちにくくしてくれます。色むらがあるものは、土の汚れだけでなく、何かをこぼしてしまった時にできるシミなども目立たなくしてくれます。
＜汚れが目立たない素材③洗い出し仕上げ＞
洗い出し仕上げとは、コンクリートの仕上げの一種で、コンクリートが完全に乾く前に表面を洗い流し、中の骨材や化粧砂利を露出させる仕上げのことです。ランダムに砂利が散らばっているため、汚れやシミが目立ちにくくなります。洗い出し仕上げは砂利の大きさも選べますが、汚れが目立たないようにしたいなら、豆砂利と呼ばれるような小さな砂利を選びましょう。
洗い出し仕上げというと和風のイメージを思い浮かべる方もいらっしゃいますが、選ぶ砂利の色で雰囲気は大きく変わります。また、タイルでは対応しにくい曲線や変形もキレイに仕上がります。大変使い勝手が良く、おすすめの素材です。
＜汚れが目立たない素材④レンガ＞
レンガもテラコッタ同様、土を焼き固めて作られたものです。そのため、土と近い色合い・風合いを持っているため、土の汚れが目立ちにくいです。また、レンガが持つ自然な色むらも汚れやシミを目立ちにくくします。特に雰囲気のあるアンティーク調のレンガは、古さを感じるシャビーな見た目が魅力です。多少の汚れやシミは魅力に変えてしまう包容力があります。
＜汚れが目立ちやすい素材 白・黒のタイル＞
最も汚れが目立ちやすいのが、真っ白や真っ黒のタイルです。白いタイルは、ゴミや雨上がりの泥汚れ等はもちろん、日常的な汚れの積み重ねでできるくすみも目立ちやすいです。黒いタイルは汚れの積み重ねでできるようなくすみは目立ちませんが、乾いた泥汚れや細かなゴミが浮かび上がるように目立ってしまいます。白と黒のタイルは、汚れが気になりそうな方は避けるようにしましょう。どうしても白や黒のタイルを使用したい場合は、自然石調の色むらがあるようなものを選ぶと少しでも汚れが気になりにくくなります。合わせて防汚コーティングの使用を検討すると良いでしょう。
毎日使う場所だからキレイな状態を保ちたいけれど、毎日使う場所だからこそ汚れやすい玄関ポーチ・アプローチ周り。なるべく楽にキレイに見えるのが理想ですよね。これから新築やリフォームをお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
ウエシンでは新築外構やリフォームを数多く扱っております。お気軽にご相談ください。
