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コラム

ガーデナーの憧れ!イングリッシュガーデンの植栽術

ガーデニングについて調べると、一度は目にするイングリッシュガーデンという言葉。ヨーロッパのガーデニング大国といえばイギリス。そのイギリス風の庭のことをイングリッシュガーデンといいます。今回のコラムでは、花好きな人が憧れるイングリッシュガーデンについてご紹介します。

 

<イングリッシュガーデンとは>

幾何学的で豪華なフランス式庭園に対し、自然な景色を作るイギリスの庭園は風景式庭園と呼ばれます。この風景式庭園は、貴族が広大な土地を使って作るものでした。現代のイングリッシュガーデンの原点ともいえるものです。

後に産業革命による都市化の影響で、田園風景から離れることとなった都市の人々が、懐かしい自然を求め、風景式庭園に影響を受けた小規模な庭造りを始めました。こうして庶民の間にも自然な景色を楽しむ庭造りが広がっていき、現代のガーデニングにつながります。世界中のガーデナーが、植物の良さを最大限に引き出すイングリッシュガーデンの植栽術をお手本にしています。

 

<イングリッシュガーデンの植栽術①植栽の特徴を捉える>

自然な風景をつくる、というと簡単なように聞こえますが、自然かつ美しい風景となると細かな設計が必要です。そのために必要なのが、植物の形や質感への配慮です。本当に無秩序に植物を植えるだけでは、美しい風景はつくれません。葉や花の形状や質感、大きさを組み合わせて、かつ不規則に植えることが大切です。

<イングリッシュガーデンの植栽術②人工的なものを排除する>

直線や幾何学といった、人の手を感じさせるものを極力排除することが自然な風景を作ります。小道やベンチ、目隠しといったものが必要な場合は、なるべく石やレンガ、木といった自然素材を選ぶようにしましょう。イングリッシュガーデンの主役は植物。構造物は控えめに、植物を引き立てるように考えましょう。

<イングリッシュガーデンの植栽術③色彩の特徴>

風景式庭園は絵画を描くように造る、と言われます。絵画で重要となる色彩が、庭においても同様に重要な存在となります。植物の色として、もっとも印象的なのは花の色でしょう。花の色の組み合わせをしっかり考えて、植栽をしなくてはなりません。同様に葉の色も重要になります。無秩序にたくさんの色の花を植えることは避けましょう。

<イングリッシュガーデンに学ぶ植物の形①剣>

イングリッシュガーデンらしさを作る剣型の植物。剣型の植物が入ると植栽が引き締まります。ジキタリスやルピナス、アカンサス・モリス等、まさにイングリッシュガーデンといった植物がここに入ります。

 

<イングリッシュガーデンに学ぶ植物の形②傘>

景色に変化を与える傘型の植物。ぱっと目に飛び込み、空間の広がりを感じさせます。オミナエシアガパンサス等がこの形です。

<イングリッシュガーデンに学ぶ植物の形③点>

「点」の形は、空いた空間を埋める小さな花や葉を持つ植物です。ぽっかりと空いてしまいやすい背の高い花の足元を埋めるのにも重宝します。季節の一年草を用いても良いでしょう。

<イングリッシュガーデンに学ぶ植物の形④雲>

植物の後ろに柔らかな背景をつくるふわふわな雲のような植物。グラス類の穂が代表的です。植物の形は絶対的なものではなく、葉だけの時は剣型であったグラスが、穂を出すことで雲に変化するということもあります。

<イングリッシュガーデンに学ぶ植物の形⑤面>

面は大きな葉が作ります。ギボウシやツワブキのような、面を感じさせる植物は空間にメリハリを与えます。葉は花の時期だけでなく、通年楽しめるものなので、空間を構成するのに欠かせません。

 

イングリッシュガーデンでは、自然な風景をつくるため、植物の形や色を考えて設計します。特に植物の形を意識することで、植栽の雰囲気が変わるはずです。

植物が主役のイングリッシュガーデンは、お手入れが大変なお庭ですが、植物を触るのが好きな方にはとても楽しいお庭です。ガーデニング好きの方には根強い人気のあるスタイルです。

イングリッシュガーデンにご興味のある方はぜひお気軽にお問合せください。

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