寒さが深まり、冬本番となってきました。冬のお楽しみといえばクリスマスですね。街は少しずつクリスマスに向けて輝き始めています。お庭でクリスマスツリーを楽しめたらいいな、とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回のコラムでは、クリスマスツリーとして楽しめるおすすめの樹木をご紹介します。
<クリスマスツリーとは>
クリスマスツリーといえばモミの木ですね。モミは常緑のコニファー(針葉樹)で、冬でも青々とした緑を保つことから「永遠の命」の象徴とされています。そこに聖書に登場するモチーフを表したオーナメントを飾り、クリスマスを祝うのです。
ではお庭にモミを植えましょう!というわけにはいきません。モミは自生地では樹高30mにもなる樹木なので、日本のお庭に植えるのは現実的ではありません。温暖な日本でも育てやすい、クリスマスツリーとして楽しめるコニファーをご紹介します。
<プンゲンストウヒ>
青みがかったシルバーリーフがとても美しい樹木です。アンティークな雰囲気があり、大人っぽいクリスマスオーナメントがよく似合います。形は自然と三角錐に整い、クリスマスツリーらしい樹形です。
自生地では大きくなる樹木ですが、成長がゆっくりなので丁寧にお手入れをすることで、樹高をコントロールできます。成長が遅い分、育成に手間がかかるので価格が高いですが、それだけの価値が感じられる樹木です。
寒さに強い反面、暑さには弱いので、夏の日差しを避けられるような場所に植えましょう。
<コニカ>
こちらは明るい緑が印象的なコニファーです。成長しても樹高3m程度と小型です。成長は遅く、自然と樹形が整うため、剪定はほとんど必要ありません。
プンゲンストウヒ同様、寒さに強く暑さに弱いため、夏の日差しを避けられる場所に植えましょう。また、蒸れに弱いので、梅雨前には内部の枯れこんだ葉を取り除いておきましょう。
<グリーンコーン>
ニオイヒバの園芸品種です。ニオイヒバの名の通り、葉は爽やかな芳香を持ちます。フレッシュリースやアレンジメントに使用すると、爽やかな香りも楽しめます。
グリーンコーンは樹形がとうもろこしのような形になることからつけられました。剪定をしなくても、樹形がまとまるので管理しやすいコニファーです。暑さに弱いコニファーが多い中、暑さに強い性質を持つため、育てやすい品種です。病害虫にも強く、育てやすさはピカイチです!日当たりを好むので、よく日が当たるところに植えましょう。
<ムーングロウ>
コロラドビャクシンの園芸品種で、青みがかった美しい葉を持ちます。成長はやや遅く、樹形がよくまとまります。とはいえ放任すると伸びすぎてしまうので、大きくしたくない場合は、毎年剪定をするようにしましょう。日当たりが悪いと葉が枯れこむので、よく日が当たるところを選んでください。
ムーングロウの葉もフレッシュリースやアレンジメントの材料にも使うことができます。クリスマスの時期には大活躍してくれそうです。
お庭で楽しむクリスマスツリーは、より一層クリスマス気分を盛り上げてくれます。クリスマス大好きな方、お庭にクリスマスツリーはいかがでしょうか?ぜひご参考になさってください。
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