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コラム

お庭をより豊かにするグラスの魅力と植栽術

秋になると園芸店では素敵なグラスが並びます。グラス(grass)とは、イネ科の植物のことを言いますが、広義に草全般という意味も持ちます。そのため園芸業界では、イネ科の植物のように葉が細く長い植物をまとめてグラスと呼んでいます。グラスを植栽に取り入れると、お庭がぐっとおしゃれに変わりますよ。今回のコラムでは、グラスを植栽に取り入れる際のポイントをご紹介します。

<ふんわりとした質感を生かす>

植栽設計には、葉の質感がとても重要なポイントです。グラスは細くふんわりとした柔らかな葉が特徴です。葉が大きい植物と合わせると、お互いの魅力を引き立てあいメリハリのある景色となります。クリスマスローズツワブキヒューケラ等、葉の面が印象的な植物がよく合います。

<カラーリーフのグラスを生かす>

グラスの中にはカラーリーフが美しいものがあります。質感だけでなく、様々な葉色を生かして植栽を設計してみましょう。

雑木の庭によく合うフウチソウは、白い斑入りのものが最も流通していますが、黄金フウチソウと呼ばれる明るい黄色の葉色のものも人気です。カレックスは多くの品種があり、明るい黄緑からブロンズまで幅広い葉色が揃います。和風の庭によく使われるジャノヒゲの園芸品種コクリュウは他の植物には無い、印象的な黒い葉を持ちます。いずれも育てやすく、初心者にもおすすめのカラーリーフのグラスです。

お庭はもちろん、寄せ植えのアクセントに使っても良いでしょう。グラスの柔らかな葉は、カラーリーフでも主張しすぎずに彩りを添えてくれます。

<大型グラスは主役として>

秋の七草でもあるススキや、南米原産のパンパスグラスのような大型グラスは、お庭の主役になれる植物です。秋に出る大きな穂は、他の植物には無い美しさを感じさせます。

どちらも大きくなる植物なので、まとまりやすい品種を選ぶと良いでしょう。斑入りのイトススキシマススキはお庭で育てやすい小型の品種です。パンパスグラスも斑入りの品種ならば、1.5m程度とお庭でも育てられる大きさです。小型の品種でも、あまり大きくしたくない場合は、葉が出そろった頃に一度刈り取ると次に伸びてくる葉は小さくなります。株が大きくなりすぎたら、株分けをして管理しましょう。

<モダンな外構にもぴったり>

グラスはナチュラルなお庭だけでなく、モダンな外構にもよく合います。コンクリート打ちっぱなしの壁や、金属素材とも相性が良く、スタイリッシュな景色づくりに役立ちます。モダンな外構に合わせる場合は、植物の種類を入れすぎないようにしましょう。同じ植物を数ポットまとめて植えて、シンプルな植栽設計にするとすっきりとまとまります。

<ドライな石材と合わせる>

グラスは石材とも相性が良い植物です。割栗石のような無骨な印象の石と合わせると、ドライな雰囲気のお庭がつくれます。グラスの葉が石の硬さをやわらげて、まとまりの良い景色となります。ブロンズカラーのカレックスや、フェスツカなどがドライなお庭におすすめのグラスです。

<育て方のポイント>

グラスには、冬になると葉が枯れて越冬する宿根草タイプのものと、一年中緑を保つ常緑のタイプのものがあります。どちらも春に株元から新しい葉を出します。このタイミングで一度刈り込みを行うと、コンパクトにまとまりの良い姿に育てられます。特に冬に葉が枯れない常緑タイプのものは、古い葉が部分的に枯れこんだり、だらしなく伸びすぎたりしやすいので、気になってきたら春の刈り込みでサッパリとさせましょう。

株全体が大きくなりすぎたら、株分けをします。冬の終わりから初春が株分けの適期です。

 

お庭に植えるのはもちろん、寄せ植えでも大活躍するグラス。色とりどりの花は咲かないですが、植栽をより一層豊かにしてくれます。ぜひお庭に取り入れてみてください。

ウエシンでは様々な植栽工事を行っております。ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

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