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コラム

シェードガーデンを楽しむ設計のポイント

前回のコラムでは、日陰のお庭でも育てやすい植物のご紹介をしました。今回のコラムでは、日陰のお庭で役に立つ設計のポイントをお伝えします。

<日陰のお庭設計のポイント①日照の状態を把握する>

太陽の動きは一年を通して少しずつ変化しています。夏至の頃が最も南中高度(一日の中で太陽が真南にきて、一番高く上がった時の角度)が高くなり、冬至の頃が最も南中高度が低くなります。南中高度が高い夏は北側のお庭でも日が当たる時間はありますが、冬になると全く日が入らなくなります。

このように一年・一日で変わる日照を確認すると、北向きのお庭や中庭でも全く日が入らないということはありません。建物から離れた場所は、日中は日が当たることも多いでしょう。このような場所はハーフシェードと言います。北向きのお庭では、建物際のスペースが最も日照の無い場所となります。このような場所のことをディープシェードと言います。中庭でも、中央部分は日が当たりやすく、建物の近くは日が当たりにくいはずです。設計の前に、まずはどこがディープシェードで、どこがハーフシェードかを確かめましょう。

シダの葉

<ディープシェードの扱い方>

ディープシェードに植物を植えたい場合は、耐陰性の強いものを選びましょう。樹木ならば、カクレミノ・アオキ・サルココッカなど。下草類ならば、フッキソウツワブキなど。植物を植えずに、砂利敷きや園路にしてしまうのもおすすめです。

ヒメシャラの花

<ハーフシェードの扱い方>

ディープシェードに比べて日が当たるため、選べる植物が増えます。ハーフシェードの部分は植栽を楽しむスペースとして活用しましょう。樹木ならば、アオダモヒメシャラなど、雑木の雰囲気のある繊細な樹木が良く合います。花が楽しめるヤマツツジアジサイのような低木もおすすめです。

ココマのあるお庭白はわずかな光も反射して明るい空間にしてくれる

<日陰のお庭設計のポイント②明るい色を使う>

暗い印象になりやすい日陰の庭には、明るい色を意識して取り入れるようにしましょう。背景となるようなフェンスや壁は光を反射しやすい明るい色を選ぶと、わずかな日照でも明るい雰囲気になります。地面に近い場所も、明るい色の石や舗装材を選ぶと良いでしょう。

植物を選ぶ際も、斑入りのものを取り入れるのがおすすめです。耐陰性のある植物は濃い緑色の葉を持つものが多いので、斑入りの葉がよく引き立ちます。

盛土は水はけ改善に有効

<日陰のお庭設計のポイント③水はけを良くする>

日陰のお庭のデメリットとして、コケが発生しやすいことが挙げられます。日照が少ないため、地面が乾燥しづらく、じめじめとした環境になりやすいことが原因です。水はけの悪い土だと、じめじめした状態が長く続いてしまうので、水はけの良い土づくりを心がけましょう。黒曜石パーライトという土壌改良剤を混ぜ込むと、排水性や通気性が改善されます。盛土や暗渠を造るのも有効な手段です。水はけ改良は、現場の状況に左右されるので、専門家に任せるのが安心です。

 

これらのポイントを押さえて庭づくりをすれば、日陰のお庭でも素敵な庭が作れるはずです。花が咲き乱れるようなお庭は難しいですが、日陰だからこそのしっとりとしたお庭が楽しめます。ぜひ参考になさってください。

 

ウエシンでは様々な条件のお庭の施工実績がございます。お気軽にお問合せください。

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