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コラム

存在感抜群!庭を彩るバラ

 

今年も遠出がしにくいゴールデンウィークとなってしまいましたが、ご近所を散歩しているだけでも気持ちが良いのは、5月の心地よい陽気のおかげですね。この季節、公園や街を歩いていると目を引くのが満開のバラです。姿・香りともに、庭の主役にふさわしい魅力を持っています。バラ栽培は難しい、というイメージを持っている方も多いですが、ポイントを押さえて育てれば、ちゃんとキレイな花が楽しめます。

 

バラ栽培を難しく感じさせる一番の原因は、病気になりやすいことです。バラによく発生する病気は黒星病とうどんこ病。どちらもバラを育てていると、必ずと言っていいほど発生してしまうものです。これらはカビが原因の病気で、このカビは20度前後で活動が活発になるため、梅雨と秋に多く発生します。感染源は土の中にひそんでいるカビで、雨などによる泥ハネで葉につき植物に感染します。前年の落葉はキレイに掃除し、マルチングをして泥がはねないようにすると予防になります。それでも病気が出てしまった場合は、なるべく早い段階で症状が出ている葉を取り除き、消毒するようにしましょう。消毒は葉の表だけでなく、裏にもしっかりかかるようにするのがポイントです。症状が出ている葉が多く、取ると丸坊主になってしまいそうな時は、症状が軽いものは残して、新しい葉が芽吹くのを待ちます。葉が無くなると当然光合成が出来なくなりますから、株自体がより弱るのを防ぐためです。早期に発見することが大切なので、梅雨や秋はよく観察するようにしましょう。

世界中で愛されているバラは多くの品種があり、性質も異なります。病気に強い品種を選ぶのも、バラ栽培を成功させる上で重要なポイントです。初心者におすすめと言われているのはアイスバーグやピエール・ド・ロンサール。どちらも強い性質で、旺盛に育ちます。

 

他の人が育てていないような変わったバラが良い、という方は原種系のバラがおすすめです。ロサ・エグランテリアなどの原種系のものは無農薬でも栽培できるほどに耐病性が強いのが魅力です。一重の可憐な花は、みなさんがイメージする、花びらが幾重にも重なった豪華なバラとは違うかもしれませんが、少女のような清楚なかわいらしさがあります。原種系のバラは大きなローズヒップが収穫できるのも楽しみの一つ。秋に成る実を収穫して乾燥させれば、自家製ローズヒップティーが作れます。収穫しなくてもつややかな赤い実は鑑賞価値も高いです。ローズヒップを楽しみたい場合は、花がら切りをしないで実をならせます。

剪定や施肥などの作業もありますが、これらは失敗してもバラが枯れてしまうようなことはありません。特に剪定はどの枝を切ったらいいか困惑してしまうものですが、あまり悩みすぎずに行ってしまって大丈夫です。お気に入りのバラが庭にあると、庭に出るのが楽しみになるものです。この時期は園芸店にもたくさんの開花株が並びます。開花株を購入した場合は、そのまま花を楽しみ、花が終わってから植え替えを行うようにしましょう。バラ栽培に興味がありましたら、ぜひチャレンジしてみてください!

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