【歴史ある建物の庭園リノベーション】
歴史あるハンター迎賓館は、和を基調としたウエディングホール。この落ち着いた和の空間に
新しく加える庭園は、謙虚で出しゃばらず、新旧のお庭の時間差を埋めて、いかに馴染ませるか・・・が、
このお庭づくりのポイントでした。
元はタイル貼の駐車スペース。そこに築山を設けることにより、空間が分割され、
新しい要素が生まれます。樹々に覆われた小路が、空間に奥行き感を演出します。
格式ある正面玄関。既存の状態に敬意を払いながらアレンジしました。
ヤマモミジがアプローチに木陰をつくり、優しくお出迎えしてくれます。
夜の景はシャープな灯りは避け、行燈のようなふんわりとした光で優しくまとめました。
石敷きの凹凸が光と影をつくり、全体の雰囲気を演出します。
御影の板石を敷き詰め、和を強調。
角度が変わる場所には、不揃いの割丹波でつなげました。
チャペルの壁面が自己主張をしていたので、樹々で優しく隠し、全体になじませました。
庭を反対側から見ると、洋風のチャペルが背景になります。
小路がそこに誘うように雰囲気を演出しています。