建物の色合いと合わせてグレイ色で統一したエクステリアを造りました。
門周りはコンクリート調のタイルを貼ってモダンなイメージとしつつ、汚れも付きにくくなっています。
門扉は道路と正対させずに横から入るデザインとしました。
こうする事でファサードの自由度が増します。またシャッターゲートとの親和性が高いデザインにすることが出来ます。
シャッターゲートを設置した場合、ゲートと門周りの高低差から門塀が貧弱に見えてしまう事が多くなります。
今回はゲートと門の間に植栽とアルミのスリット柱を設ける事で、デザインの緩衝地帯を作りスムーズに門とゲートをつなげる事が出来ました。
アプローチの床はインターロッキングを使用。一昔前のインターロッキングに比べると、とても高級感のある石畳のような仕上がりになっています。
アプローチ階段は蹴込を作る事で浮遊感を与えてくれます。またこの蹴込部分に照明を仕込むことで夜は全く違う表情を見せてくれます。
建物のピクチャーウインドウ前には坪庭を設けました。建物にピクチャーウインドウを設けた場合地面からの高低差があるので上手く庭を見せることが出来ません。
奥行きのある場合は別ですが、たいてい植木の幹部分しか見えなくなってしまう事が多いです。
その為窓前のレベルを上げるためにブロックで地面をかさ上げします。そうする事で室内から綺麗に庭としての景色を楽しむことが出来るように心掛けました。
お庭部分はグランドアートウォールでプライバシーを守っています。
超軽量の新製品で自由にデザインも出来ます。ブロックで施工不能な3mの塀も控え壁無しで設置出来ます。
また、コンクリート塀の施工時に必要な型枠も使用しない為隣地への影響もかなり小さくなり隣地とのクリアランス0で施工できるため敷地を有効に使えます。
今回はコンクリートの打ち放し風に仕上げました。近づいて触らない限り本物かどうかわからない仕上がりになっています。
また、お庭全体のレベルも上げてテラスのレベルと近づけています。そうする事でお庭に出やすくなりますし、室内から見た時も広く感じて頂けます。