新築に伴い、止むに止まれず潰したお庭の再生することになりましたが、施主様は前のお庭を気に入っておられたことから、ただ単純にもとに戻すだけでなく、プラスαの空間づくりを意識しました。
前のお庭の雰囲気を残すためにも、できるだけ既存の材料を再利用して、以前の庭のなごりをつくりました。
新築では設計GLが以前よりも低くなったことから、逆にその高低差をりようして、築山をつくり、お部屋の中からもお庭の風景が見やすように意識しました。
また、裏庭隣地側の擁壁による圧迫感を植栽や板塀などで緩和させるとともに、ここでも築山を利用して緑量を出しています。
砂利敷の場所も防草シートをしくことで雑草対策をして、手間が少ないお庭にしています。
お庭が落ち着くまでは、もう少し時間がかかりますが、時間とともに変化し馴染んでいくのを楽しんでいただきたいと思います。